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2013年春~ 茨城県水戸市 愛宕山古墳測量調査

 

2013年の春休みより、茨城県水戸市愛宕山古墳の測量調査を行っています。

測量とは、古墳の絵を描くことです。しかし、標高や距離を正確に表現する点で、いわば古墳の地図を作るとでもいった感じでしょうか。

愛宕山古墳は、全長約137メートルの前方後円墳で、造られたのは5世紀前半とされています。茨城県内では、石岡市舟塚山古墳(約186メートル) 、常陸太田市梵天山古墳(約151メートル)に次ぐ規模として知られています。

とても大きな古墳のため、作業も一苦労です。

 調査をしていると、たくさんの遺物を拾います。愛宕山古墳では円筒埴輪や形象埴輪の破片のほか、縄文土器や近世の土人形や土製円盤などを採集しました。

 2014年夏までの成果として、やっと墳丘全体の図面が出来上がりました。従来の墳丘長よりも、やや長くなるという見通しです。今後は、周溝など周辺の地形を調査します。

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